パリのホテルは何といっても治安の良い上品なエリアで選びたいもの。
前回はおすすめの地区をいくつか候補に挙げましたが、その中でも私が個人的に押したいのがパリ6区です。
私も若い頃はパリ各地区を歩き回り、各地区の雰囲気を肌で感じたものです。
パリに限らず、同じ都市へ何度も行くと、大体毎回行く場所が決まって来るものですよね。
かつてはオペラ座の近くやコンコルド広場界隈が多かった私ですが、一度6区を知ってしまうと、もうそこから出られなくなってしまいました。
きっかけは、仕事で知り合った方が6区サンシュルピス通りに住んでおられ、自宅へ招待されたことでした。
知的レベルの高いセーヌ左岸というのが、それとは知らなくても肌で感じられました。
ここではカフェやレストラン、ブティック全てが上品なのです。
一度6区を知ってしまうと、もう他へは行けなくなるというその魅力をご紹介したいと思います。
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閑静なブルジョア的住宅街
パリ6区は古くから学生街として知られていて、国立高等美術学校(ボ-ザール)、パリ第2大学(パンテオン・アサス)などの教育機関の他、リュクサンブール宮殿 (元老院 (フランス上院))、サン=シュルピス教会、フランス学士院などがあります。
またセーヌ川に沿った部分は、「パリのセーヌ河岸」として世界遺産にも登録されています。
パリ6区を一言でいうと、上品なブルジョワ階級の住宅街といった感じになると思います。
基本的には住宅街であり、大きな歴史的かつ観光的建造物はこのエリアにはありません。
強いて言えばパリ最古の教会であるサンジェルマンデプレ教会がこの地区のシンボルですが、凱旋門やエッフェル塔、ノートルダム寺院のような観光名所の比ではありません。
逆に言えば、そのために観光客やそれ目当ての店が少なく、より地域に密着したパリ本来の姿であると言えます。
サンジェルマンデプレ教会は中には無料で入れます。
観光客の姿もまばらで、荘厳な教会本来の雰囲気を味わえますよ。
この地区でひときわ目立つのがパリでも最大級の広さを誇るリュクサンブール庭園で、パリ市民の憩いの場となっています。
パリにはほかにも大きな公園や広場が沢山ありますが、パリ市内の真ん中でこれだけ広くて開放感のある庭園にはひときわ存在感があります。
天気の良い日にはカップルや家族連れの姿が目立ち、パリの他の地区にはない安心感がここにはあります。
それもこの6区独特のブルジョア的雰囲気と治安の良さから来るものだと思われます。
天気の良い日はリュクサンブール庭園を散策しましょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%85%AC%E5%9C%92教会や庭園もさることながら、6区、特に地下鉄のオデオン~サンジェルマンデプレ界隈にかけての路地裏が私は大好きです。
サンジェルマン大通りとセーヌ川との間のこの区画こそ、私が最も好きな路地裏で、大変上品で趣のあるパリらしいエリアです。
この区画にはまたかつてピカソがゲルニカを仕上げたアトリエがあったことでも知られています。
この区画の中でもBucci(ビュッシ)通りには飲食店が集中しており、夜遅くまで大勢の人で賑わっています。
歩道はカフェやレストランのテーブルと椅子で埋め尽くされ、歩く場所もなくなるほどですが、これほど多くの人で夜中まで賑わっていても、何となく品があり、喧騒を感じさせないのです。
Bucci通りと交差するSeineセーヌ通りにはギャラリーが多く、よく現代風の作品などが展示されていて、アカデミックな雰囲気を醸し出しています。
Bucci通りの少し奥へ入るとFursteng(フュルステン)広場がありますが、ここが同じパリかと思うほどに穏やかで品のある治安の良い場所です。
この広場にはいくつか内装素材の店舗があり、夜はショーウィンドウも綺麗で広場の電灯と共に美しいパリの風景を成しています。
このあたりの路地は本当に上品で治安も良く、夜遅くに女性が独り歩きしても何の問題もありません。
またブティックやアトリエのショーウィンドウも照明が綺麗で、ちょっとしゃれたギャラリーを歩いているような感覚に陥ります。
ドーフィーヌ通りとマザリーヌ通りとの間にはパサージュがあり、こんなにきれいな中庭を歩けます。
ちょっとおしゃれなティーサロンもありますよ。
ずっとここにいたい気分になりますが、パサージュは18時には閉まってしまいます。
6区のプチホテルはここだ!
さて肝心のホテル選び。
パリ6区には大きな有名ホテルはなく、いわゆるプチホテルが多く、知っていないとなかなか見つけられないのが難点です。日本から旅行会社を通じて探してもまず見つからないと思います。
私が特におすすめするのは以下のホテルです!
上の3つは私自身宿泊経験があり、一番下のHôtel La Louisianeは、自分では泊まったことがありませんが、友人のために何度か予約したことがあり、なかなか好評でした。
Hôtel Saint-André des Artshttp://www.hotel-saintandredesarts.fr/ Hôtel Récamier
http://www.hotelrecamier.com/ Hôtel Bonaparte
http://www.hotelbonaparte.fr/ Hôtel La Louisiane
http://www.hotel-lalouisiane.com/index_eng.php
Hôtel Saint-André des Arts(オテル・サンタンドレデザール)には何度も宿泊しており、私の定宿です。
一つ星の小さな古いホテルで、エレベーターがないのが少し難点ですが、とにかく場所が良いし安いし治安も良いのです。
スタッフの人達もフレンドリーで親切ですよ。
ホテルの向かいにはパサージュがあります。
ホテルの名前にもなっているSaint-André des Arts(サンタンドレデザール)通りは品の良い商店街。
Hôtel La Louisiane(オテル・ラルイジアーヌ)はそのすぐ近く、Bucci通りとSeine通りが交差する辺りにあります。
両隣が薬局と八百屋、向かい側がスーパーで、治安が良い上に便利この上ない場所です。
名前は忘れましたが、かつて有名人が宿泊したそうですよ。
Hôtel Bonaparte(オテル・ボナパルト)はボナパルト通りにあり、これもまた非常に便利で上品な場所です。すぐ裏の路地裏には飲食店がひしめき合っている上に、サンシュルピス広場のすぐ近くで環境も抜群。
Hôtel Récamier(オテル・レカミエ)はサンシュルピス広場の一角にあり、この4つのホテルの中では一番格上ではありますが、それでも一泊200ユーロ程度です。
広場に面した部屋なら最高ですね。
まとめ
おすすめ4つのホテルを地図上にまとめてみました。
- Hôtel Saint-André des Arts
- Hôtel La Louisiane
- Hôtel Bonaparte
- Hôtel Récamier
距離的に4つのホテルは近く、①から④まで歩いても10分程度です。
勿論これ以外にもこの治安の良い界隈にはたくさんのプチホテルがあります。
皆さんも是非、ご自分の定宿を見つけてみて下さい。
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