エッフェル塔といえば今やパリの、いやフランスの象徴と言ってもよいほど私達日本人の間に定着していますよね。
しかしこのエッフェル塔の魅力とは何なのでしょうか?
ヨーロッパの古来伝統的な建造物にはほど遠いこの近代的なタワーがなぜそこまで人を惹き付けるのでしょうか?
建設されたのが1889年ですから、ほかの歴史的建造物に比べれば、それほど古いわけではないのですが、その圧倒的存在感は他の全てのものを遥かに凌いでいます。
パリには凱旋門やノートルダム寺院など長い歴史を持つ由緒ある歴史的スポットが沢山あるのですが、それらでさえエッフェル塔には及ばないという印象さえあります。
建築物の高さ制限のあるパリで、このエッフェル塔とモンパルナスタワービルのみが飛び抜けて高いため、よりその印象が強くなるのでしょうか。
実際、今ではエッフェル塔なしのパリなんて想像できませんよね。
フランスに着いて、真っ先に行ってみたいと思うのがこのエッフェル塔ではないでしょうか?
今回はエッフェル塔の魅力やアクセス、おすすめの展望台についてご紹介します。
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エッフェル塔の生い立ち
エッフェル塔はそれこそフランスに縁のない人でさえその名を知っているほどに有名ですが、なぜこのような建造物がパリにあるのかを知らない人が少なくないと思います。
エッフェル塔はフランス大革命100周年を記念して1889年にパリで開催された万国博覧会のために建設されたものです。
しかも建設が始まったのが1887年1月で、竣工が1889年3月といいますから、僅か2年2か月で完成したことになります。
驚異的なスピードですよね。今の時代でもこれだけのものをこんなに早く建設できないのではないでしょうかね。
セーヌ川越に見るエッフェル塔はまた格別です。
エッフェル塔の魅力【圧倒的存在感】
パリのエッフェル塔ほどその存在感を持つ建物も少ないのではないでしょうか?
その構造やデザイン、大きさなどだけを考えれば、例えば東京タワーやスカイツリーなども決して退けは取らないはずで、実際これらの方が高さではエッフェル塔を凌いでいます。
参考までエッフェル塔は321メートルで、東京タワーの333メートルに高さでは及びません。
しかし東京タワーやスカイツリーにパリのエッフェル塔のような圧倒的存在感があるでしょうか?
素晴らしいのはエッフェル塔がパリの街にすっかり溶け込んで一体化しているところです。
あとから取って付けたような印象が微塵もなく、昔からこの場所にあるかのような印象を与えます。
フランス革命やナポレオン時代からあったのではないか、というような錯覚さえ持ってしまいます。
周辺の都市整備が行き届いていて、区画整理が綺麗に成されていることにもよりますが、シャンドマルスという大きな広場に建設されたこともその理由の一つでしょう。
場所の限られた東京都内とは異なり、周囲の景観がエッフェル塔を盛り立てています。
高い建物がないため、パリ市内のどこからでも見え、必然的にその存在感が高まっています。
下の写真ではエッフェル塔の遥か後方にモンマルトルのサクレクール寺院が見えています。
すぐ下まで来ると圧巻です。
エッフェル塔を真下から見上げるとこんな感じです。
エッフェル塔へのアクセス
地下鉄やバス、RERなどいくつかの駅や停留所からいずれも徒歩10~15分程度です。
6番線のBir-Hakeim (ビアハッケイム) 駅が一番おすすめです。
下の地下鉄路線図にもありますが、エッフェル塔(Tour Eiffel)まで点線が出ていますね。
余談ですがこの6番線はビアハッケイムより下(エッフェル塔とは反対の方向)はずっと高架になっていて地上を走りますので、パリ市内の風景を楽しめますよ。
他にも9番線Trocadéro (トロカデロ) 駅や8番線のEcole Militaire(エコール・ミリテール)駅からも徒歩15分程度です。
少し離れたところから徐々に近づいて行くのも良いかも知れません。
今は日本語の公式サイトまでありますので、こちらで入場料や営業時間を事前にお調べになるのがよいでしょう。
https://www.toureiffel.paris/jp/rates-opening-timesおすすめは第二展望台!
エッフェル塔には地上57メートルの一階展望台、115メートルの二階展望台、そして276メートルの最上階展望台があります。
一階にはレストランや土産物店などがありますが、特筆すべき店があるわけではないので、ここではとにかくパリの景色を満喫しましょう。
一階ぐらいまでは階段で登ることもでき、多くの人が実際に階段を使っています。
私が最後にエッフェル塔に上った時は残念ながら曇り空でした。
こういうところはやはり晴天の日に行きたいものですよね。
東京タワーでもそうですが、二階の展望台ぐらいが最もおすすめです。
最上階へ上がってしまうと、せっかく見下ろせる歴史的建造物も小さく映ってしまいますから、風景を楽しむには二階ぐらいがちょうどよいのです。
それに東京などとは違い、パリには高い建物がモンパルナスタワービルしかなく、街の風景や建造物を眺めるのに余り上まで上がる必要がないのです。
まとめ
エッフェル塔はパリ屈指の魅力ある観光スポットです。
必然的に人も多く、中に入るには並ぶことも多いです。
こういう場所にはスリがいますので、まずはそれに十分気を付けて下さい。
今ではエッフェル塔なしにパリは想像できないほどにその存在感が大きくなっていますが、中には近代的建築物であるこのタワーを気に入らない人も少なくありません。
よく言われるのは、エッフェル塔を見たくなければ、エッフェル塔へ行けという言葉です。
エッフェル塔に上ってしまえば、エッフェル塔そのものを見なくても済むという意味ですが、まあ今生存している人達は皆、エッフェル塔の完成よりあとに生まれた人達ですから、現実として受け入れるべきではないでしょうか。
伝統と近代とが見事に結合した代表的な例がこのエッフェル塔に他なりません。
魅力ある観光スポットとして、フランスへ旅行された際にはエッフェル塔を見物されることをおすすめします!
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