フランスの地下鉄の乗り方は?切符の買い方や料金の目安を教えます!!

フランスに着いてさて観光、という時にまず移動手段として考えるのがメトロこと地下鉄ですよね。

本当はバスの方が地上を走るので景色が見えて良いのですが、短時間での移動となるとやはり地下鉄が便利。

東京都内や大阪市内のようにパリ市内には地下鉄網が張り巡らされており、一旦慣れてしまえば非常に便利な乗り物です。

乗り方や切符の買い方など、わかりやすくご説明しましょう。

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パリ市内の地下鉄料金は均一料金!

下の地下鉄路線図、白い部分がだいたいパリ市内と思って頂ければ結構ですが、この区間は均一料金なので、改札を出ない限り1,9ユーロです。

この区間内であれば、国鉄であっても同じ乗車券で利用できます。

パリ市内の観光であれば、この区間内の乗車券で十分です。

またバスにも使えますので非常に便利です。

しかも驚くべきことに有効期限がないのです。

日本では考えられないことですが、数年前に買ったものをそのまま使えるのです。

というわけで、例えばまたフランスへ来ることが確実であれば、少し多めに買ってそのままキープしておけば、次に来た時にすぐに使えるというわけです。

地下鉄の切符の買い方は?

切符の買い方ですが、これは外国人が初めて日本へ来て切符を買うのと同じことで、私達日本人が初めてパリの地下鉄の切符を買う時は少なからず戸惑います。

でも一度経験してしまえば、実に簡単です。

勿論窓口ででも購入できますが、券売機を使ってみましょう。

最初に言語を選びます。

残念ながらまだ日本語はありませんが、多分そう遠くない将来、導入されるのではないかと思いますね。

今回はとりあえずフランス語で。


この部分がローラーになっており、これを動かして選びます。選んで、右側にあるボタンで押して次へ進む仕組み。

次に出る場面が下の画像です。

一番上の「Tickett+」を選んで下さい。

ご参考まで、上から4つ目の「Billets Aéroports」は空港行きのチケット。

その下の「Paris Visite」というのは日本式の一日乗車券ですね。

あちらは二日や三日乗車券まであるようです。

まあ今回は普通乗車券で行きましょう。

▼次に出て来るのがこの画面。上が正規料金で下が簡単に言えば小児料金。

一枚だけ購入する場合は一番上の1(1,9ユーロ)で良いのですが、日本風に言うところの回数券10枚を購入するのが割安にもなるので便利。

私もパリ市内で一枚だけというのは買ったことがありません。

間違った場合は一番下の「Retour en arrière(前に戻る)」で前の画面に戻りましょう。

▼この10枚回数券を選ぶと以下の画面に変わりますので、「Valider(確認)」に合わせてボタンを押して下さい。

▼10枚回数券はこんなチケットです。

もっと頻繁に乗り降りする方や、長期間滞在される方にはこのNavigoがおすすめ。

日本のPasmoやSuica、Icocaのようなプリペイド式カードです。

これも一度購入すれば、チャージして半永久的に使えます。

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いざ地下鉄に乗りましょう!

改札機にチケットを挿入すれば扉が開く仕組み。

日本の自動改札機の羽のような小さなものではなく、どっしりとした扉です。

▼駅によって少し違いますが、これが最も一般的な改札口。

▼改札の内側から見るとこんな感じですね。

出る時はチケットの要らないところが多いのですが、抜き打ちの検察を通路でやっているので要注意。

また国鉄や高速地下鉄RERとの接続駅では、切符を入れないと出られないこともあるので、大切に保管しましょう。

路線によってはホーム安全策付きの駅もあります。

これは凱旋門やコンコルド広場、ルーヴル美術館を通る一番線で、東京でいえば銀座線のようなもの。

最も観光客が多いこともあり、日本語でのアナウンスさえ吹き込まれているほどです。

4番線 次の電車まで3分と表示が出ています。

日本のような時刻表はなく、適当な間隔で電車が来ます。

フランスらしいとも言えますが、日本が細か過ぎると考えられますね。

最近は少なくなりましたが、たまに流しが飛び乗って来ます。

私も初めてパリへ行った時は驚きましたが、今は逆にいないと寂しいですね(笑)。

かなり上手ですよ。

効くところによると、ちゃんと市だかメトロだかの許可を得てやっているそうです。

自分の好きな曲を弾いてくれることがあれば、小銭をチップとして渡すことにしています。

地下鉄の車両は、最近はほとんどが自動ドアですが、まだ一部押しボタン式の車両が残っているかも知れません。

日本でも寒冷地などの在来線は、冬場ボタンを押して乗降しますが、あれと同じです。

また最近は駅のアナウンスがありますが、かつては何もなかったため、下手をすると乗り過ごしそうでした。

また駅名の箇所には、前の駅も次の駅も表示されていないため、自分で要確認です。

Sortieとあるのが出口です。

閉まっていますが、自動で開きます。

あと注意事項として、日本では考えられないことですが、よくストライキを予告もなくやることで、それも一部の路線だけ突然やったりするので、利用者にはわけがわかりません。

また駅の改修工事などが行われる際、その期間中完全に駅が閉鎖されてしまうという、これまた日本ではあり得ないことが起こります。

でもまあ旅行で行く分には、それも話のネタで、大した障害にはならないことでしょう。

フランスのバスに乗ろう!

同じチケットでバスも乗れますから、この機会に利用しましょう。

▼パリでは長い連結バスが一般的。

▼乗車口は前です。グリーンの丸の中に「Entrée」とありますが、フランス語で「入口」の意味。

▼乗車すると目の前に機械がついていますので、下の写真のように切符を差し込むだけです。

▼最近はバスも綺麗になりバリアフリーですので、快適な乗り心地です。

何といっても外の景色が見えますから、路線バスといえど観光バス気分ですよね。

多少渋滞していても、バスの中で座れさえすればかえって良いかも知れません。

降りたい時は、この柱にある赤いボタンを押して下さい。

日本の路線バスと違って、押しても音は鳴りません。

運転手の後ろ当たりに赤い表示板があり、「Arrêt demandé」という文字が点灯するだけです。

まとめ

地下鉄の乗り方、いかがでしょうか?

切符さえ買ってしまえば、あとは簡単なものです。

ただ日本と違いスリにご用心。

神経質になる必要はありませんが、油断は禁物ですよ。

日本の街中を歩くような感覚でハンドバッグを半分開けたりしていては危険です。

貴重品の入ったバッグやかばんは身体に密着させるようにして持ちましょう。

パリ市交通公団の日本語のサイトもあるようですから、ご出発前にご覧下さい。

https://www.ratp.fr/en/visite-paris/ribenren/harishineijihijinjiaonoguanguang
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