どこの国でもそうですが、地方によって伝統や習慣の違いがあり、それぞれの都市が独特の建築様式や街並みを持っています。
フランスでは特に北と南では根本的に異なり、同じ国とは思えないほどの景観の違いを呈しています。
ベルギーやオランダに近いフランス北部と、イタリア、スペイン寄りのフランス南部。
住んでいる人達のキャラクターも違えば料理も異なります。
その違いを体感するためにも、北と南を是非訪れてみたいものです。
フランス観光はパリが注目されますが、フランス旅行にも慣れてきたら地方都市にも足を伸ばしたいところです。
そこで、この記事ではフランスの4つのおすすめの地方都市をご紹介します。
フランス旅行の参考にしてみてくださいね^^
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南仏海岸を満喫するならニース!
年中観光客で賑わう南仏ニース。
一度は訪れてみたい湾岸都市です。
パリから電車だと6時間前後、飛行機なら1時間半程度。
多くのフランス人は夏になると海と太陽を求めて南仏で休暇を過ごします。
この空と海の色、ここへ来たくなる気持ちがわかります。
地中海性気候ですから、気温は高くても湿度の低い快適な気候です。
▼市の中心部にあるガリバルディ広場の建物には、窓の部分にだまし絵が沢山描かれています。
▼日中は相当気温が高いので、日射病にご注意。わんちゃんも余りの暑さに噴水に飛び込みました。
▼市内の移動には路面電車が便利。
▼周囲の建物の色からして南国といった印象です。
▼旧市街の部分には地中海沿岸独特の黄土色の壁をした建物がひしめき合っています。
▼狭い敷地に多くの住宅を作ったため、通路が狭くなり、高層の住宅が沢山できたそうです。
▼旧市街の商店街では、わんちゃんがお店番する姿をよく見かけます。
▼そのためか、市内の至る所に犬の糞用の袋まで備え付けてあります。
ニースは朝市が有名で、日によって違う市が立つのですが、特にフラワーマーケットが名高。ただ実際には大した規模ではありません。
▼これは骨董市の日の光景。骨董市でもわんちゃんが多かったのが印象的。
ニースは周辺のカンヌやモナコと共にバカンスの街ですから、必然的に開放的な気分にさせてくれます。
美術館も幾つかありますが、個人的には特にマチスの美術館がバスで簡単に行けますのでおすすめです。
北フランス最大の都市リール!
一転して今度はフランス北部に目を向けてみましょう。
どうしても地中海沿岸に注目が集まりがちですが、北フランスには開放的な南仏とは違った渋い一面があり見逃せません。
北フランスへはパリ、ガール・デュ・ノール(北駅)から出発です。
今は新幹線TGVがあり、約一時間で気軽に行けますので、お天気の良い日におすすめですよ。
シャルルドゴールの生地としても有名。
リールにはリール・フランドル (Lille-Flandres) とリール・ユアロップ (Lille-Europe) という二つの大きな駅があり、少々ややこしいですが、歩いてわずか数分の距離にこの二つの駅があり、グラン・プラスに若干近いのがリール・フランドル駅です。
▼時計台の立つグラン・プラスがリールの中心。
歴史を感じさせる旧証券取引所。
グラン・プラスというのは仏語で大きな広場という意味ですが、ベルギーの首都ブリュッセルにも同じくグラン・プラスなるものがあり、そちらは遥かに壮麗で規模が大きいです。
リールのそれも作りは良く似ており、またベルギーと国境を接した街であることから、その影響を多大に受けているのでしょう。
北フランスの都市は概して、この種の広場を中心に形成されており、建築様式も酷似しています。
▼グラン・プラスを中心に商店街が広がっています。
また、リールにはフランス有数の大規模美術館であるリール宮殿美術館があります。
ルーブル美術館に次ぐ規模でもあり、おすすめ度の高いスポットです。
余談ですが、リールは鉄道産業の盛んな街で、二年に一度鉄道技術展が開催されています。
リールツーリストコンベンションセンター:https://www.lilletourism.com/
リール宮殿美術館:http://www.pba-lille.fr/
グーグルマップ:グーグルマップを開く
中世の街アミアン!
そのリールと同じ路線上、少し手前にあるのが中世の街アミアンです。
▼まるで中世にタイムスリップしたかのような街並み。
▼商工会議所の建物も中世そのもの。
▼また市内を優雅に流れる運河はこの街をして北のヴェニスと呼ばせています。
アミアン大聖堂はフランスの大聖堂ととしては最も高いもので、世界文化遺産にも登録されています。
▼パリのノートルダム寺院の倍ほどもあるというその規模は圧巻です。
季節によってアミアン大聖堂のライトアップが無料で見られます。
ライトアップによって中世の色が鮮やかに蘇るのですが、その時期は事前に確認が必要です。
この写真は6月でしたが、今も同じ時期にやっているのかどうかは不明。
それにしてもこの色のライトアップによる再現は凄いですよね。
ライトアップ以前は無色で石の色だけなんですよ。
パリから日帰りで気軽に行けるのもおすすめする理由の一つです!
今や人気絶頂モンサンミシェル!
私は31年前の1988年1月にモンサンミシェルへ行きました。
友人達が車で連れて行ってくれたのですが、冬でもあり、また今のように海外旅行ブームでもなかったため、閑散としていてほとんど人がいませんでした。
今はしかしパリから直行のバスも出ていて、フランスで最も人気の高い観光地になっており、訪問者数も年間300万人を超えるとか。
サン・マロ湾に浮かぶ小島に聳え立つ修道院こそがモンサンミシェルで、フランス革命後には監獄として使われていた時期もあります。
参道には多くの店が軒を連ねており、特にメールプラールのオムレツが日本では有名ですね。
オムレツだけでなくクッキーも美味しいのでおすすめします。
モンサンミシェル観光のお土産に是非!
▼上からの眺めは何とも神秘的です。
今はパリから日帰りでも行けるそうですから、余裕があれば是非この世界遺産を見たいところですね。
ラ・メール・プラール:http://www.la-mere-poulard.jp/
モンサンミシェル:https://www.ot-montsaintmichel.com/index.htm
グーグルマップ:グーグルマップを開く
まとめ
この記事で紹介したフランスの地方都市は以下の4箇所です。
- ニース
- リール
- アミアン
- モンサンミシェル
ヨーロッパの中でもフランスは特に地方色の豊かな国です。
それぞれの地方に豊富な観光資源があり、世界遺産だけでも40か所以上もあり、おすすめの観光スポットが多過ぎて困るほどです。
また今回ご紹介できなかった都市の中では、ランスやリヨンなどを特におすすめしたいと思いますので、フランス観光の際に念頭に置いて頂ければ幸いです。
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