フランスへ旅行すると考えた場合、まず費用が気になりますよね。
特に個人で旅行する場合、飛行機代が一番のポイントになるかと思います。
宿泊代や持ち物は、どこへ旅行するにしても欧米各国であれば、それほど大差はないと思うのですが、航空運賃はその時期や航空会社、経路によって大きく変わりますので、選択が非常に難しいところでもあります。
宿泊はもちろんホテルのグレード次第ですが、知らないとなかなか安くて良いホテルというのは見つけにくいのですよね。
そのあたりどうすれば良いのか、以下に見て行きたいと思います。
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航空運賃
やっぱり一番の決め手は飛行機にかかるお金ですよね。
私が初めてフランスへ行った頃(1985年)にはまだ格安航空券というものがなく、少し安めのディスカウントチケットを買うしかありませんでしたが、それでもフランス直行便(当時はアンカレッジ経由)の往復で24~25万はしましたし、夏になると30万円もしていました。
それを思うと今は安くなったものです。
季節を外せばエールフランスでさえ片道7~8万円くらいですからね。
ゴールデンウィークや年末年始などを外せば、エールフランスや日本の航空会社でも平均往復15~16万円程度です。
更にコストを下げたい方には、フィンランド航空など北欧を経由する航空会社をお勧めします。
北欧経由なら大した寄り道でもないので、それほど時間のロスにもならないと思います。
宿泊代 - フランスのホテルの相場は?
ホテルはどこでもそうですが、上から下まで様々です。
またフランスでもパリと地方都市では随分と異なります。
旅行代理店を通じて予約もできますが、問題は旅行代理店を通すと、余り治安の良くない場所のホテルになってしまう恐れがあることです。
実際、以前友人が初めてフランスへ出張に行くことになり、旅行代理店に頼んだところ、パリ北駅に旅行代理店がホテルを予約しました。
ちなみにこの北駅周辺は移民が多く、余り治安のよくないエリアなのです。
知り合いの中にはホテルの部屋にまで泥棒に入られた人がいるほどです。
そこで私はこのホテルをキャンセルさせ、パリ6区に別のホテルを予約してやりました。
知らなければどうしようもないことですが、フランスでホテルを探す場合、極力フランス旅行の経験のある人から情報収集されることをお勧めします。
直接の友人や知人に経験者がない場合は、何とかだれか探してもらうのが良いと思います。
気になる相場ですが、パリ6区であれば100ユーロ程度ででも良いホテルが見つかります。
もう少し贅沢するなら200~250ユーロでしょうか。
フランスでの宿泊は、シャンゼリゼ通りやオペラ座界隈のような場所は極力避けて、治安が良く古き良きパリの面影を残している5区、6区、7区辺りをお勧めします。
一点注意が必要なのは、高級ホテル以外ではアメニティグッズがないことです。
石鹸ぐらいはありますが、歯ブラシその他、持参することをお忘れなく。
地方都市へ行けば料金も随分と下がります。
日本の感覚で言うと、東京のビジネスホテルの料金で地方では比較的高級なホテルに泊まれます。
交通費
航空券は別として、フランス国内での移動に使う交通費も計算しておきましょう。
まず空港からパリ市内へ入るには、リムジンバスや高速地下鉄、タクシーなどいろいろな手段がありますが、一番高いタクシーで計算しておきましょう。
パリから市内まで55ユーロで、多少チップを弾んでも60ユーロ程度。
往復で120ユーロをあらかじめ確保しておきましょう。
もし何らかの理由でバスや地下鉄に変更した場合は、それだけ節約できます。
パリ市内での移動は回数券を買えば10枚10ユーロで、パリ市内であれば地下鉄でもバスでも国鉄でもほとんどをカバーしています。
地方都市へ出かける場合はTGVなど高速鉄道を使うことになりますが、まあ日本の新幹線の半額程度と考えておけば大丈夫でしょう。
フランス国内での旅行
パリから地方都市へは飛行機か新幹線TGVですが、日本の新幹線と違ってTGVには無数の料金設定があり、早割などをうまく活用すると非常に安く旅行できます。
私は3月末にパリからトゥールーズまでTGVで4時間の旅を楽しみましたが、それほど早く購入したわけでもなかったのに、グリーン車の往復で177ユーロ(約21000円)でした。
新幹線だと東京-名古屋の普通車の往復程度ですね。
レストラン、カフェ
フランス旅行で意外と費用を要するのがレストランやカフェです。
特にレストランは日本より高いです。
フランス人が日本へきて驚くことの一つにレストランの安さがあります。
そこへ行くと、パリ市内などは安くても15~20ユーロぐらいはしますから、滞在日数分の準備をしておくべきでしょう。
カフェは逆に高級カフェへ行かない限りは日本より安いです。
コーヒー(あちらではエスプレッソ)一杯2,5ユーロ前後です。
ただカフェで食事すると結構高くて美味しくもないので、ドリンクだけにしておきましょう。
まとめ
実際にどれぐらいの費用なのか、具体的に計算してみましょう。
フランス・パリに5泊するとしましょう。
シーズンによって異なるものの、航空運賃を15万円とします。
宿泊費が一日200ユーロ(約24000円)。
現地での交通費、空港からのタクシーなどを入れて約130ユーロ(約15800円)。
美術館巡りをしたい人には、「パリ・ミュージアム・パス」というのがあります。
パリ・ミュージアム・パス2日間で48ユーロ(約5800円)、4日間で62ユーロ(約7500円)。
勿論何度でも入場可。
カフェやレストランはもちろん場所によって値段も違いますが、とりあえず一日辺り30ユーロ(約3600円)としておきましょうか。
これで30万円を少し超えるぐらいですね。
あとは土産などの買い物の費用ですが、これは個人差がありますので省略します。
というわけで、無理なく行こうと思えば大体30万円ていどが目安になるかと思います。
しかし飛行機やホテル代、さらには空港からパリ市内までの移動などの費用はもう少し節約できると思いますので、25万円ぐらいにまで抑えられるかも知れません。
最後に一覧表を作成しましたので、ぜひ御覧ください。
表の中の数値には空港までの料金やお土産代、食事代も含まれています。
若干余裕をもたせていますので、表の中の数値をご自身の状況に合わせてアレンジを加えて計算してみてくださいね。
【フランスのパリに5泊7日旅行する場合の費用の目安】(※1)
項目 | おおよその料金(ユーロ) | おおよその料金(円) |
成田空港までの料金(新宿⇔成田空港往復)(※2) | 27ユーロ×2回=54ユーロ | 3,190円×2回=6,380円 |
航空運賃(往復) | 625ユーロ×2回=1,250ユーロ | 75,000円×2回=150,000円 |
宿泊費 | 200ユーロ×5泊=1,000ユーロ | 24,000円×5泊=120,000円 |
交通費(空港⇔パリ往復) | 60ユーロ×2回=120ユーロ | 7,200円×2回=14,400円 |
交通費(地下鉄・バス回数券) | 10ユーロ | 1,200円 |
交通費(パリ⇔トゥールーズをTGVで往復)(※3) | 88.5ユーロ×2回=177ユーロ | 10,500ユーロ×2回=21,240円 |
カフェ・レストラン | 30ユーロ×7日=210ユーロ | 3,600円×7日=25,200円 |
食事代(※4) | 50ユーロ×7日=350ユーロ | 6,000円×7日=42,000円 |
パリ・ミュージアム・パス(4日間) | 62ユーロ | 7,440円 |
お土産(※5) | 417ユーロ | 50,000円 |
合計 | 3,650ユーロ | 437,860円 |
(※1)為替レート:「1ユーロ=120円」で計算
(※2)例として「新宿⇔成田空港」の料金を表記しています。
(※3)例として「トゥールーズ」行きのTGVの料金を示しています。何日前に予約するかによっても料金が変動します。
(※4)1日あたりの食事代を「6,000円」と仮定しています。
(※5)お土産代を50,000円として仮定しています。
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